こんにちは、ケイです。
bringとtakeという動詞は、どちらも物や人を持ち運んだり移動させることを表す時によく使いますが、使い方が少し違います。
bringかtakeのどちらを使うべきかは、自分がいる位置と会話の相手がいる位置によって変わってきます。
bringの意味と使用例
まずbringは、物や人を自分の方に移動させること、もしくは会話の相手の方に移動させることを表します。
例えば、自分がいるところへ何かを持ってきてほしい時はbringを使ってお願いします。
I forgot my umbrella. Can you bring me my umbrella?
傘を忘れちゃった。傘を持ってきてくれる?
このお願いに対する相手の返事でも、会話の相手の方に何かを移動させることを表すので、相手もbringを使います。
I’ll bring it to you right now.
今持って行くね。
他には、何かのイベントの案内などで、「〇〇を持ってきてください」というような指示を与える時も、主催者としてその当日のイベントにいる視点で自分の方に何かを移動させることを表すので、bringを使います。
Please bring your ID to the event.
イベントにはIDをお持ちください。
そのイベントの当日、誰かがIDを持って来るのを忘れたとします。その人は、今、自分がいるところに移動させるはずだった物の話をするために、bringを使って以下のように言います。
Sorry, I forgot to bring my ID.
ごめんなさい、IDを持って来るのを忘れてしまいました。
物だけではなく、人をどこかへ連れて行ったり、連れて来る話をする時も、その人が自分の方や会話の相手の方に移動する話であれば、bringを使います。
例えば、
You can bring a plus one.
一人同伴者を連れてきていいですよ。
この例で使っているplus oneという表現は、イベントなどに招待されたお客さんが連れて行ってもいい一人の同伴者のことです。
bringの過去形と過去分詞は両方ともbroughtなので、過去の話をする時は、以下のように表現できます。
Lisa brought these flowers for me.
Lisaがこのお花達を持ってきてくれたの
I’ve brought some chocolates for the team.
チームのために、チョコレートを持ってきました
takeの意味と使用例
takeは、基本的には物や人を自分からも会話の相手からも遠くの方へ移動させることを表します。
例えば、自分と会話の相手が今いる所とは別の場所に何かを持って行ってほしい時はtakeを使ってお願いします。
Can you take this box to the storage room?
この箱を倉庫に持って行ってくれる?
このお願いを引き受ける相手も、その箱を自分にとっても会話の相手にとっても遠くの方へ移動させるので、takeを使います。
Yes, I’ll take it now.
はい、今持って行きます
物ではなく、人をどこかへ移動させる話をする時も、今自分がいる場所からも会話の相手がいる場所からも遠くに連れて行く話の場合は以下のようにtakeを使います。
I need to take my daughter to school.
娘を学校まで連れて行かないといけません
takeの過去形はtook、過去分詞はtakenです。
I took some clothes to the dry cleaner’s today.
今日は何枚かの洋服をクリーニング屋に持っていきました
Someone has accidentally taken my pen.
誰かが私のペンを間違えて持って行ってしまった
まとめ
bringは、基本的には物や人を自分の方に移動させること、もしくは会話の相手の方に移動させることを表します。そして、takeは、基本的には物や人を自分からも会話の相手からも遠くの方へ移動させることを表します。注意点として、bringにもtakeにもその他に様々な意味があります。
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