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【まとめ】スタンダードなイギリス英語でいつRを発音するか

2022-01-07 By 菅沼ケイ

こんにちは、ケイです。

今日はスタンダードなイギリス英語における「r」の発音について、まとめたいと思います。よく質問をいただくLinking /r/ や Intrusive /r/ などについてもご説明します。

アメリカ英語では、英語の綴りの中に「r」が入っている場合、基本的にその「r」の音を発音します。それに対して、スタンダードなイギリス英語では、言葉の綴りに「r」が入っていても、その「r」を発音しないことがあります。

基本的なルールとしては、(同じ単語の中もしくは文の中で)「r」の後に母音の音が続く場合、その「r」を発音します。

今日は、このルールに従って 1. 「r」を発音する単語、2. 「r」を発音しない単語、3. 状況によって「r」を発音する単語などをご紹介します。(1-3について、より詳しく動画で学びたい方はこちら)

さらに上級レベルの方に向けて、4. 綴りに入っていない「r」の音を加える現象についてもご説明します。(4について、より詳しく動画で学びたい方はこちら)

目次

  • 1. いつも「r」を発音する単語
  • 2. いつも「r」を発音しない単語
  • 3. 状況によって「r」を発音する単語
    • 状況1:単体で発音する→「r」を発音しない
    • 状況2:単語の後に母音の音が続かない→「r」を発音しない
    • 状況3:単語の後に母音が続く→「r」を発音することが多い(Linking /r/)
  • 4. 綴りに入っていない「r」を加える現象 (Intrusive /r/)
    • …ə + 母音の音…の例:
    • …ɔː + 母音の音…の例:
  • まとめ

1. いつも「r」を発音する単語

最初にご紹介したように、スタンダードなイギリス英語では基本的なルールとして、同じ単語の中もしくは文の中で「r」の後に母音の音が続く場合、その「r」を発音するので、以下のように「r」の後に母音の音が入っている単語は、どんな時でも「r」を発音します。

red

radio

wrong

breakfast

truth

control

favourite

very ※1

rhino ※2

※1 重要なのは「r」の後に母音の「音」が続くかどうかなので、veryという単語のように「r」の後に子音の文字が続く場合でも、「y」は母音の音を表しているため、ルールに沿って「r」を発音します。他にもevery、berry、Januaryといった単語の「r」も同様に発音します。

※2 rhino という単語のように「rh」がセットで綴りに入っている場合は特殊なケースで、「h」は発音しません。「rh」の後に母音の音が続いているので、「r」の音を発音します。他にもrhythm、rhyme、rhapsodyといった単語の「r」も同様に発音します。

2. いつも「r」を発音しない単語

スタンダードなイギリス英語では、最初のルールに従って「r」の後に母音の音が続かない場合は、「r」を発音しません。そのため、以下のように「r」の後に子音の音が続く単語は、どんな時でも「r」を発音しません。代わりに「r」の前の母音を長く伸ばします。

work

start

dark

first

bird

turn

perfect

heart

careful ※3

※3 carefulという単語の「r」の後には母音の文字が続きますが、母音の音は続かないので、「r」を発音しません。

3. 状況によって「r」を発音する単語

1ではいつも「r」を発音する単語、2ではいつも「r」を発音しない単語をご紹介しましたが、英単語の中には、状況によって「r」を発音したりしなかったりする単語もあります。それは、言葉の最後の方に「r」が入っている以下のような単語です。

water 

doctor

for

father

mother

better

other

weather

centre ※4

これらの単語に入っている「r」を発音するかしないかは、最初にご紹介したルールを使って判断することができますが、大きく3つの状況に分けて例をご紹介します。

状況1:単体で発音する→「r」を発音しない

まず、water のような言葉を単体で発音する場合、その後に母音の音が続かないので、スタンダードなイギリス英語では「r」を発音しません。

※4 centreという単語は、「r」の後に「e」の文字が入っていますが、このように最後の方に「r」が入っている単語も単体で発音する場合は「r」を発音しません。他にもfeatureやwhereといった単語が当てはまります。

状況2:単語の後に母音の音が続かない→「r」を発音しない

また、water のような単語が文の最後に位置している場合、もしくは文の真ん中に入っていても次の単語が子音から始まる場合は、母音の音が続かないので、「r」を発音しません。

Could I please have a glass of water?
水をコップ一杯いただけますか?

The weather wasn’t bad.
天気は悪くありませんでした

こういった例のように「r」を最後に含む単語の後に母音の音が続かない場合は、単体で発音する時と同様に「r」を発音しません。

状況3:単語の後に母音が続く→「r」を発音することが多い(Linking /r/)

water のような単語の後に同じ文の中で母音の音が続く場合は、最初に紹介したルール「Rの後に母音の音が続く場合、その「r」を発音する」が当てはまるので、「r」の音を発音します。

You only need water and chocolate to make this hot chocolate.
このホットチョコレートは、水とチョコレートだけで作れます

waterの「r」は普段は発音しませんが、後にandという母音の音から始まる単語が続いているので、この文ではwaterの「r」を発音し、water_andとつなげて発音する傾向があります。

Can you hold on for a moment?
ちょっと待っててくれる?

この例文に入っているforという単語の「r」も普段は発音しませんが、このように同じ文の中で母音の音が続いている場合は「r」を発音し、次の単語とつなげて発音します。この例だと、冠詞のaが続いているので、for_aをつなげて発音することが多いです。

このように普段は発音されない単語の最後の方に入っている「r」が後に続く母音の音の存在によって発音される現象を、linking /r/と言います。

単語の最後の方に入っている「r」の音を発音することで、母音の音から始まる次の単語とリンキングしやすくなります。結果として、速いスピードでなめらかに話すことが可能になり、自然な英語に近づきます。

注意点として、綴りの中に「r」が複数入っている場合、それぞれの「r」を発音するかどうかは「r」の後にどのような音が続いているかによって異なります。例えば、brotherという単語の場合、最初の「r」はいつも発音しますが、最後の「r」は今説明した3つの状況によって発音する場合としない場合があります。

4. 綴りに入っていない「r」を加える現象 (Intrusive /r/)

スタンダードなイギリス英語では、綴りに「r」が入っていないのに「r」の音を加えて発音する状況もたまにあります。

英語ではこの現象をIntrusionもしくはIntrusive /r/ と呼びます。

綴りに「r」が入っていないのに「r」の音を加えるのは、同じ文の中で「ə」(schwa)もしくは「ɔː」という母音の音で終わる単語の後に母音の音から始まる単語が続く時です。

母音の音と母音の音を続けてはっきり発音するのは難しいので、単語と単語をなめらかにつなげるために、単語の間に「r」の音を加えてリンキングを行います。

「r」の音を加えるのは、単純にその方が発音しやすいからという理由なので、必須ではありません。しかし、スタンダードなイギリス英語を話すネイティブの人の多くは、このリンキングをよく行います。基本的には、話すスピードが速ければ速いほど、リンキングが行われる可能性が高くなるので、イギリス人の英語を正確に聞き取りたい方、リスニングを上達させたい上級レベルの方などは、この現象についても一応頭に入れておくことをおすすめします。

…ə + 母音の音…の例:

I’d like to visit Africa (r) and India.
アフリカとインドを訪問してみたいです。

この例では、「ə」の母音の音で終わるAfricaという単語の後に、母音の音から始まるandという単語が続くので、二つの母音をなめらかにリンキングするために「r」の音を加えることができます。

Do you think this a good idea (r) or not?
これは良いアイディアだと思いますか?

こちらの例では、「ə」の母音の音で終わるideaという単語の後に、母音の音から始まるorという単語が続くので、二つの母音をなめらかにリンキングするために「r」の音を加える傾向があります。

他にも、「ə」の母音の音で終わる単語の例として、America, Asia, Canada, China, area, data, pastaといった単語があげられます。同じ文の中でこれらの単語の後に母音の音から始まる単語が続く場合、スタンダードなイギリス英語では「r」を加えてリンキングを行うことが多いです。

…ɔː + 母音の音…の例:

I saw (r) a new film today.
今日、新しい映画を見ました

この例では、「ɔː」の母音の音で終わるsawという単語の後に、母音の音のaという単語が続くので、二つの母音をなめらかにリンキングするために「r」の音を加えることができます。

I have pain in my jaw (r) and ears.
あごと耳に痛みがあります

この例では、「ɔː」の母音の音で終わるjawという単語の後に、母音の音から始まるandという単語が続くので、「r」の音を加えることで、なめらかに話すことができます。

他にも、「ɔː」の母音の音で終わる単語の例として、lawやpawといった単語があげられます。同じ文の中でこれらの単語の後に母音の音から始まる単語が続く場合、「r」を加えてリンキングを行うイギリス人が多いです。

まとめ

スタンダードなイギリス英語でいつ「r」を発音するべきかというと、基本的には、同じ単語内もしくは文の中で「r」の直後に母音の音が続く場合は「r」を発音します。なので、「r」の後に子音の音が入っている場合や、言葉の最後に「r」が入っていて、その後に母音の音が続かない場合は「r」を発音しません。

さらにスタンダードなイギリス英語では、「ə」と母音、もしくは「ɔː」と母音のリンキングを行う際に綴りには入っていない「r」の音を加えてなめらかに単語と単語をつなげる傾向があります。

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Filed Under: 英語の発音 Tagged With: 発音, 英会話, 英語の整理

菅沼ケイ

イギリス育ちのフリーランス日英翻訳者。オックスフォード大学実験心理学部卒業。 »プロフィール詳細

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