こんにちは、ケイです。
久しぶりの投稿になってしまい、ごめんなさい。
今日は、以前リクエストをいただいた英語の付加疑問についてお話しします。
付加疑問とは
まず付加疑問とは、以下の例文のように“…, aren’t you?” や “…, are you?” など、文の後に付け足す短い疑問文です。
You’re going home now, aren’t you?
今から家に帰るんですよね?
You’re not going home yet, are you?
まだ家に帰らないですよね?
付加疑問は、文の中で述べている内容に対して、相手に同意を求めたり、自分の認識が合っているかを確認をしたいときに使います。
日本語の「〜ですよね?」と同じような役割を果たしますが、英語の付加疑問には…, are you?のような肯定形と…, aren’t you?のような否定形があり、それらを使い分ける必要があります。
日本人の英語学習者の方の中には、流暢な英語を話すことができていても、付加疑問が反対になってしまっている方が時々います。
付加疑問の使い方が間違っていると、会話の相手を少し混乱させてしまい、誤解を招いてしまう可能性があるので、付加疑問を正しく使いこなすためには、以下のルールを覚えておく必要があります。
付加疑問のルール
英語の付加疑問は、最初にも述べたように“…, aren’t you?” や “…, are you?”のように文の最後に位置します。
そして、…の部分の文が肯定文か否定文かによって、その後に肯定形の付加疑問を使うか、否定形の付加疑問を使うかが異なります。
基本的なルールとしては、肯定文の後には…, aren’t you?のような否定形の付加疑問を使い、否定文の後には…, are you?のような肯定形の付加疑問を使います。
例えば、以下のような文では、最初が肯定文なので、否定形の付加疑問を使います。
You speak Japanese, don’t you?
日本語を話せるんですよね?
You’ve met him before, haven’t you?
彼と会ったことあるよね?
反対に、以下のような文では最初が否定文なので、肯定形の付加疑問を使います。
You don’t speak French, do you?
フランス語を話さないですよね?
You haven’t met him before, have you?
彼と会ったことないよね?
このように付加疑問を使うときは、同意を求めたいことや確認を取りたいことをまず相手に伝え、自分のその認識が合っているかを確かめるために、文とは反対の形(肯定vs否定)の付加疑問を付け足します。
付加疑問の答え方
日本語では、「〜ですよね?」や「〜ではないですよね?」などと何かを確認された時、相手の認識が合っていれば「はい(そうです)」と答えますが、英語では、付加疑問の前の文が肯定文か否定文かによって、YesとNoを使い分けます。
[肯定文+付加疑問]に対する答え方
まず以下のように肯定文+付加疑問を使用された場合、相手の認識(=あなたは日本語が話せる)が正しければ、Yes と答えます。
You speak Japanese, don’t you?
日本語を話せるんですよね?
Yes, I do.
はい、話せます。
相手の認識が違っている場合は、Noと答えます。
No, I don’t.
いいえ、話せません。
[否定文+付加疑問]に対する答え方
以下のように否定文+付加疑問のセットを使用された場合、相手の認識(=あなたはフランス語を話せない)が合っている時にはNoと答えます。
You don’t speak French, do you?
フランス語を話さないですよね?
No, I don’t.
はい、話せません。
相手の認識が違っている場合は、「え?」というような驚いた様子でYes?と言うのが一般的ですが、人によっては「違う」という意味で慌ててNo no!と言う人もいます。なので、そういった状況では、YesかNoだけで答えるのではなく、事実を訂正するのが重要です。この例では、I do (speak French). という部分が重要です。
Yes? I do! / No no, I do!
え?話せますよ! / 違います、話せますよ!
最初は付加疑問の答え方がとっさに判断できないかもしれませんが、重要なのは、付加疑問の前の文の内容を聞き取り、相手がどんな認識を持っているかを理解することです。その最初の文が肯定文で正しければYes、否定文で正しければNoと答えます。
まとめ
付加疑問とは自分が述べた内容に対して、相手に同意を求めたり、自分の認識が合っているかを確認をしたいときに文の最後に付け足す短い疑問文です。日本語の「〜ですよね?」と同じような役割を果たしますが、英語の付加疑問には肯定形と否定形があり、肯定文の後には否定形の付加疑問を使い、否定文の後には肯定形の付加疑問を使います。付加疑問に答える時は、その前の文が肯定文か否定文によってYesとNoを使い分けます。