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ロンドンの最近の治安と避けるべき行動5つ

2020-02-14 By 菅沼ケイ

今日はイギリス在住歴18年の私が最近のロンドンの治安について思うこととロンドンで避けた方がいいNG行動5つをご紹介します。あくまでも現地に住んでいる一個人の意見として捉え、ロンドンへの訪問を考えている方は外務省が発信している最新の危険情報や安全対策なども確認してください。

ロンドンの最近の治安

ここ数年間のロンドンの治安の変化として真っ先に思い浮かぶのは、knife crime(ナイフを使った犯罪)が多くなったことです。感染のように被害が広がっていることから、この問題はknife crime epidemicと呼ばれています。

他にはスマホやお財布などをひったくりするmoped crime(スクーター/ペダルつきオートバイを使った犯罪)が2017年に多発し、政府による警察削減が原因だと指摘する非難の声が上がったことが記憶に新しいです。

以前からの問題だと皆さんもご存知の通り、イギリスではテロが発生することがあります。最近だと2017年が特にテロ事件の多い年でした。


ロンドン在住の私が近所で感じる治安の変化としては、burglaryが多くなったことが挙げられます。

Burglaryとは、主にtheft(窃盗)を目的に誰かの家に侵入することです。(窓やドアを無理やり壊して侵入するケースが多いので、break-inとも言います。)

最近よくある被害は、窓ガラスを割られて宝石などが盗まれる事件です。鍵がかかっている車が丸ごと盗まれるというvehicle crime(自動車関連の犯罪)もあるので、対策として車のハンドルロックをつけている人が多いです。


ここまで読むとロンドンがとても危険な場所に思えるかもしれませんが、イギリスにはほぼ地震がないので、自然災害の危険は日本ほどありません。治安に関しては、日本にいる時とは気をつけるべきポイントやトラブル対処の仕方が異なるので、ロンドンに訪れる際は事前に情報収集をし、安全対策の準備をすることが重要です。

今日は、ロンドン在住の私が安全のために避けた方がいいと思うNG行動を5つご紹介します。


ロンドンで避けるべき行動5つ

①暗い夜道を一人で歩く

暗い夜道を一人で歩くことは、ロンドンに限らず、イギリスでは危険です。特に女性は気をつける必要があります。複数人でも危険なエリアや人が少ない夜道は歩かない方が良いです。さらに、暗くなる時間は季節によって異なります。夏だと遅くて21時〜22時頃まで明るいですが、冬だと早くて16時前に暗くなってしまうこともあります。冬の季節の夕方〜夜の外出は特に注意が必要です。

②行き当たりばったりの散策をする

ロンドンはエリアによって治安の差が激しいです。事前に行き先のルートやエリアの情報を全く調べずに行き当たりばったりの散策をすると、ギャングが積極的に活動している危険なエリアにたどり着いてしまったり、道に迷ってしまったりする可能性があります。あたふたしていると狙われやすいので、ロンドンに慣れていない方は少なくとも自信があるフリをできるように、事前の下調べをしておくことが大切です。

③カバンを置きっ放しにする

日本ではカフェなどでカバンを席に置いたままレジやお手洗いに行く人がいますが、これはイギリスでは絶対にNGな行動です。理由は二つあります。

1. 盗まれるから

カバンは常に自分の身から離さないように注意していないと盗まれてしまう危険があります。人の出入りが激しいレストランやパブなどで椅子の下にカバンを置いたり、椅子にかけておくのもNGです。特に日本人はキレイな格好をしている人が多いので、カジュアルな格好の人が多いロンドンではお金を持っていそうと思われてしまうことがあります。

2. 怪しまれるから

テロの恐れがあるイギリスでは、unattended baggage(放ったらかされている荷物)は爆発物などが入っている可能性を疑われます。電車でもPlease keep your personal belongings with you at all times.というアナウンスが流れます。

④高価なものを持ち歩く

ロンドンではpickpocket(スリ)がとても多いです。高価なものはできる限り犯罪者の視界に入らないようにすることが大事です。観光スポットで起きる犯罪の多くはopportunistic crimeと言って、犯罪者にとって良いopportunity(機会)が訪れた時に行われるものです。誰かが手に持っている最新のスマホは簡単に奪える上、すぐに売って高いお金になるので犯罪者にとって低リスク・高リターンのターゲットです。

歩きながらのスマホ使用は必要最低限にする、高いカメラは危険エリアではカバンから取り出さない、など犯罪者に分かりやすいopportunityを与えないための注意が大切です。大金を持ち歩くのも避けた方がいいですが、万が一の時に備えて滞在先への帰り道に必要なくらいのバックアップのお金は何箇所かに分けて用意しておくのがおすすめです。

⑤知らない人を簡単に信じる

世の中には色々な人がいるので、慣れない環境で人を安易に信じたり、知らない人に親身になりすぎるのは危険です。例えば、誰かが訳の分からない話をしてきて、こちらが一生懸命理解しようとしている間にaccomplice(ぐる)の人が何かを盗むという悪質な犯罪手口があります。慣れない場所で知らない人の話に100%注意を向けるのは避けた方がいいでしょう。タクシーなのか不確かな車に乗るのも絶対にNGです。ロンドンで信頼度が高いとされているタクシーはBlack Cab(ブラックキャブ)です。

最後に

ロンドンの治安事情は日々変化するので、ロンドンに訪れる際は最新の情報を確認することが大切です。今日は、ロンドン在住の私の視点から避けるべきNG行動5つをお伝えしましたが、他にも注意点は沢山あります。旅行者の場合は、万が一の時のために事前にパスポートのコピーを取っておくなど他にも取り組める安全対策をご自身でも調べてみてください。次の投稿ではもう少し明るい話をします。

関連ブログ投稿:ロンドンのバスに乗る時の注意点

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Filed Under: イギリス Tagged With: イギリス情報, ロンドン

菅沼ケイ

イギリス育ちのフリーランス日英翻訳者。オックスフォード大学実験心理学部卒業。 »プロフィール詳細

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