こんにちは、ケイです。
seeとlookとwatchはどれも視覚と関連する動詞で、とても頻繁に使う言葉ですが、英語学習者にとって使い分けが少し難しい言葉でもあります。
今日は、これらの動詞を適切に使い分けるためにそれぞれの代表的な意味と使い方をご紹介します。
seeの意味
まずseeの代表的な意味は、「視界に入った何かを認識する」です。視界に入って目で見たものを説明する時や目で見えるものを表す時に使います。
Can you see the bird over there?
あそこにいる鳥、見えますか?
I saw lots of people queueing outside the book shop.
本屋さんの外で沢山の人が並んでいるのを見ました
さらに、seeは視界に入った何かを認識する時以外にも、誰かと会うことを表す時にも使います。
I’m seeing a friend tomorrow.
明日、友達と会うことになっています
また、seeは「何かを理解する」という意味でも使います。相槌のI see(なるほど)はこの意味を表しています。
I see what you mean.
言いたいこと、分かります
lookの意味
続いて、lookは特定の物や方向に視線を向けることを表します。誰かに特定の物や方向に視線を向けてほしい時や誰かの視線の動きを表したい時に使います。
Look at this photo. Do you know this man?
この写真を見て。この男の人、知ってる?
She looked away as soon as she saw me.
彼女は私を見た途端に目をそらした。
2番目の例の和文の「私を見た途端」という部分の「見た」は、彼女が私を認識した途端という意味なので、英文では視界に入ってきたものを認識することを表すseeの過去形のsawを使って、as soon as she saw me(私を見た途端)と表現しています。
「目をそらした」という部分では、彼女の視線の動きを表しているので、lookという動詞の過去形のlookedを使って、she looked away(彼女は・・・目をそらした)と表現しています。
watchの意味
最後にwatchは、ある程度の時間、意図的に何かに注意を向け、その動きや変化を目で追うことを表します。
lookは一瞬でも特定の方向に視線を向ける時にも使えるのに対して、watchはある程度の時間、何かに視線を向け続けることを表します。
また、seeは視界に入ってきたものを認識することを表すので、watchは意図的に何かの動きを目で追うという点で異なります。
I like watching birds in the garden.
庭の鳥を見ているのが好きです
I watched a film last night.
昨夜は映画を見ました
watchは、他にも何かや誰かが盗まれたり危険な目に遭わないようにそばにいて見るという意味でも使います。
Can you watch my suitcase while I get a trolley?
カートを持ってくる間、私のスーツケース見ててくれる?
さらにwatchは何かに気をつけることを表す時にも使います。
I’m watching my weight at the moment.
今、体重が増えすぎないように気をつけています
Watch your language.
言葉遣いに気をつけなさい
まとめ
lookとseeとwatch はどれも視覚と関連する動詞ですが、seeは視覚を通じて何かを認識することを表し、lookは特定の物や方向に視線を向けることを表し、watchはlookよりも長い時間、何かに注意を向け、その動きや変化を目で追うことを表します。これらの動詞には他にも意味がありますが、まずは今回紹介した基本的な意味の違いと使い方をマスターすることが重要です。