こんにちは、ケイです。
今日は予定変更の場面でイギリス人が使うpush backとbring forwardという二つの表現をご紹介します。
これらの表現は、どちらもphrasal verb(句動詞)と言って、フレーズあるいはセットとして動詞の働きをします。
フレーズの中に入っているそれぞれの単語の意味とは異なる独自の意味を表すので、予めphrasal verbとしての意味を覚えておく必要があります。
push back
予定変更の場面において、push backは、もともと計画していたよりも遅らせるという意味を表します。
Can we push back the meeting half an hour?
ミーティング(の開始時間)30分遅らせられる?
この例は、push back を遅らせる期間と組み合わせています。意味は同じですが、言葉の順番が異なり、Can we push the meeting back half an hour?のようにpush backの間に名詞などが入ることもあります。
The CEO has decided to push back the release date of the new product until 15th May.
CEOは新商品の発売日を5月15日に延期することにしました。
こちらは、push backを新しい日程と組み合わせています。こういう場合、 toやuntilを合わせます。
push backを覚えるためのイメージとしては、スケジュール帳に記してある予定をもっと後ろ(back)のページに移すという感じです。
bring forward
予定変更の場面において、bring forwardは、もともと計画していたよりも早めるという意味を表します。
Is there any chance you could bring the conference date forward?
カンファレンスの日を早められる可能性ってありますか?
bring forwardも必ずしも文の中で続けて使う訳ではなく、この例文のように名詞などが間に入る場合があります。
Today’s match has been brought forward to 3pm.
今日の試合は3時開始に早められた。
broughtはbringの過去形です。変更後の新しい日程の前にはtoを使います。
bring forwardを覚えるためのイメージとしては、スケジュール帳に記してある予定をもっと現在に近い前の方(forward)に持ってくるという感じです。
まとめ
予定変更の場面において、push backは「計画していたよりも遅らせる」、bring forwardは「計画していたよりも早める」という意味を表します。日常会話でも聞きますが、ビジネス英語が必要な方にとって、特に覚えておきたい表現です。push ~ back やbring ~ forwardのように間に言葉が入ることがあるので聞き取る時に注意が必要です。