今日はこれまでの経験について話す時に役立つ英語を紹介します。
have been to 〜(〜に行ったことがある)
これまでに行ったことがある場所について話す時、英語ではI have been to 〜という形(現在完了形)をよく使います。よほどフォーマルな場でない限り、I’ve been to〜と短縮する人がほとんどです。
I’ve been to Paris.
パリに行ったことがあります。
〇〇に行った経験があるかないか、ということを表す文なので、いつ行ったかなどその時の具体的な様子は合わせて表現しませんが、経験の回数を伝えることはできます。例えば、once(一度)、twice(二度)、three times(三回)、many times (何回も)など。
We’ve been to Spain twice.
私達はスペインに二度行ったことがあります。
Katy’s been to Hawaii many times.
Katyはハワイに何度も行ったことがあります。
「〇〇に行ったことがありますか?」と誰かに聞きたい場合、これまでにという意味でeverを合わせることが多いです。
Have you ever been to Canada?
カナダに行ったことありますか?
一度も行ったことがない場合、このような返答ができます。
No, I haven’t been (to Canada before).
いえ、(カナダに)行ったことがありません。
No, I’ve never been (to Canada).
いえ、(カナダに)一度も行ったことがありません。
国や地域の他にも、レストランやお店など様々な場所に関して使えます。
Have you ever been to Disneyland?
ディズニーランドに行ったことありますか?
いつ行ったか、行った時の詳細などを相手に伝えたい場合はhave been to〜ではなく、went to〜を使います。
Yes. I went to Disneyland last month.
はい。先月ディズニーランドに行きました。
旅行などでどこかを訪問したことがあるという意味で、have been to〜以外には、have visited〜もよく使われます。
Have you ever visited Kyoto?
京都を訪れたことがありますか?
I’ve visited Kyoto many times.
京都には何度も行ったことがあります。
have been to〜は、「どこかに行って、帰ってきた」経験があるという意味ですが、たまに意味が混同されてしまうhave gone to〜は、「誰かがどこかに行って、現在もそこにいる」という意味です。
My husband has gone to Spain.
夫はスペインへ行きました。(今、ここにいません)
その他の経験
have been to〜以外でも、have + 過去分詞を合わせてこれまでの経験について話すことができます。
以下の例は、雑談などで特に役立つ組み合わせです。
have met 〜(〜と会ったことがある)
Have you ever met Claire?
Claireと会ったことありますか?
Yes, I’ve met her once.
はい、一度あります。
have tried〜(〜を試したことがある)
have tried〜は、何かを試したことがあるという意味で、食べ物や様々なアクティビティに関してよく使われます。
Have you ever tried Natto?
納豆食べたことありますか?
No. What is it?
ないです。何ですか?
They’re fermented soybeans.
発酵された大豆です。
余談ですが、お寿司(sushi)、お刺身(sashimi)、天ぷら(tempura)、お豆腐(tofu)、ラーメン(ramen)などはイギリス人もほぼ皆知っていますが、納豆まで知っている人はあまりいません。
Have you ever tried Yoga?
ヨガやったことある?
No, but I’d like to try.
ないけど、試してみたい。
最後に
英会話の雑談において、これまでの経験について話す機会は沢山あります。今回紹介したhave been to〜/ have met 〜/ have tried 〜などは、特によく使うので、覚えておくと会話を広げる上で役立ちます。