こんにちは、ケイです。
子供の頃からイギリスに住んでいる私は、普段の生活の中で大きなカルチャーショックを受けることはあまりないのですが、今回のパンデミックという非常時に突入して以来、イギリス人と日本人の言動の違いなどから、国民性や文化の違いをひしひしと感じています。
そんな中で、最近私は少し体調を崩してしまい、英語レッスンの生徒様達にはご迷惑をおかけしてしまっていて大変申し訳ないですが、今日はこのブログを通して最近のイギリスの様子をいくつかのニュース英語と共にご紹介したいと思います。
stay alert
ロックダウンが始まった頃は、stay at home、stay homeというスローガンでしたが、最近は色々な制限が徐々に緩和されてきているので、イギリスの政府はstay alertというスローガンを発信しています。stayという言葉には、物理的にどこかに「とどまる・滞在する」という意味の他にも、「ある状態のままでいる」というような意味があります。stay alertは、後者の意味で、「油断のない状態を保って」というメッセージです。alertという言葉の他には、vigilantという言葉も「油断のない」という意味でネイティブの人にはよく使われます。
face coverings
face coveringとは、布マスクのような鼻と口を覆うものです。イギリスでは医療関係者のためのマスクがなくなると困るため、一般の健康な人は、マスクを着用する場合、医療の現場で使用されるようなサージカルマスクではなく、布で作られたマスクを使いましょうというスタンスです。(少なくとも、現時点では。)
mandatory
イギリスでは、散歩などの時にマスクやface coveringをつけている人は相変わらず少ないです。しかし、人が集まるような場面ではface coveringの着用がすすめられていて、6月15日からEnglandの公共交通機関では、face coveringの着用が義務付けられます。mandatoryは、このように法律やルールによって義務付けられていることを指します。例えば、Face coverings will be mandatory on public transport.は、「公共交通機関ではフェイスカバーリングの着用が義務付けられます」という意味です。
turn upside down
turn upside downは、直訳すると「ひっくり返す」という意味ですが、誰かの人生や世界が180度変わってしまうことを表現する時にも比喩的に使います。例えば、The world has turned upside.と言うと「世界が180度変わってしまった」という意味になります。
silver lining
“Every cloud has a silver lining”という表現を聞いたことがあるでしょうか。cloudは「雲」、silver lining は「銀の裏地」という意味ですが、暗い雲の後ろから太陽の光が差す様子にちなんで、どんな逆境にも希望の光はある、という意味を比喩的に表しています。ニュースなどでは、大変な状況の中の「希望の兆し」という意味でsilver liningという表現が使われます。日本は梅雨入りをしたそうですが、もし太陽の光が雲の後ろから差していたら、雲のまわりの銀の縁を見てみてください。