こんにちは、ケイです。
昨日(12月2日)、イングランドの2度目のロックダウンが終わり、地域別の3段階ルールのシステムに戻りました。(ロンドンは現在2番目のtier 2です。)
今回のロックダウンでは、学校や大学などは開いたままだったので、最初のロックダウンの時のように交通量が大幅に減ったり、近所を警察が見回ったりという緊張感はありませんでした。
ですが、冬のロックダウン、さらに2度目ということで、最初とは別のしんどさがありました。
それはともかく、イギリスはコロナのワクチンを1つ承認したので、ワクチンの接種が間も無く始まるそうです。
そこで今日は最近のニュースに頻繁に登場するワクチン関連の英語をいくつかご紹介します。
jab
jabは、ややカジュアルなイギリス英語で(医療機関などで受ける)注射を意味します。I receive the flu jab every year.と言ったら、「毎年インフルエンザ予防接種を受けている」という意味です。コロナのワクチンは、coronavirus vaccine やCovid vaccineの他にイギリス英語ではcoronavirus jab や Covid jabなどと呼ばれることも多いです。ちなみに注射は英語でinjectionです。
dose
日本語でもオーバードーズ(overdose)という言葉は過激接種という意味で使いますが、doseは、薬などの「服用量」を意味します。そして、1 dose と言うと「1回分」、2 dosesと言うと「2回分」という意味です。2回打たなければいけないワクチンは、a two-dose vaccineと呼ばれます。
roll out
英語でroll outという動詞は、roll out of bed(ベッドから転がり出る)という意味でも使いますが、その他にも新しい商品やサービスなどを「発売する」、「開始する」という意味で使います。最近だとコロナのワクチン接種がもうすぐ開始されるという意味でThe vaccine will be rolled out soon.というような表現をよく見かけます。rolloutもしくはroll-outのように一つの言葉にすると、「発売」「開始」などを意味する名詞になります。
最後に、このロックダウンが正確に何日の何時に終わるのかというのがハッキリせず混乱してしまった方が多いようです。
お店の経営者の中には、昨日(12月2日)がロックダウンの最終日だと思い込んでいたため、ロックダウンの終了と共に営業を再開できなかったという方もいたそうです。
そんな状況を招いたのは、ロックダウンの終了日について異なる情報が政府のサイトなどに記載されていたからだそうですが、こういった「期限」や「期間」に関するコミュニケーションにおいて誤解が生じることは珍しくありません。
特に英語で期限や期間を表す時によく使うuntil 〇〇という表現は、〇〇の部分に曜日や日にちが入る場合、状況によって、「その日になるまで」という意味になるか、もしくは「その日まで」という意味になるかが異なります。
この違いについては次の投稿で説明したいと思います。