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アサーションを可能にするDESC法

2019-11-12 By 菅沼ケイ

こんにちは。今日は身近に攻撃的なコミュニケーションスタイルの人がいて人間関係に悩んでいる方や自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手という方に特に役立つコミュニケーションのテクニックをご紹介します。

DESC法

DESC法は、前回の投稿で紹介したアサーティブなコミュニケーションを取るために役立つコミュニケーションのテクニックです。相手のことを尊重しつつ、自分の主張もきちんと伝えるために、以下の4つのステップに沿ってコミュニケーションを取ります。

DESC法の4つのステップ

1. Describe (描写) 状況を客観的に描写する。

2. Express (表現) その状況に対する自分の気持ちを表現する。

3. Specify (提案) 相手に望んでいる行動や解決策を提案する。

4. Consequences (結果) 相手の反応がYESの場合とNOの場合の結果を述べる。

例えば、仕事のクライアントから今夜までの課題を頼まれたけど、他の仕事が多くて難しい時・・・

1. Describe (描写)
課題を引き受けたいが、ミーティング続きで難しいという自分の状況を描写する。
2. Express (表現)
相手の期待に添えず、申し訳なく感じていることを表現する。
3. Specify (提案)
今夜までに課題を終わらせることはできないが、明日の午前中に終わらせることは可能なため、締め切りを明日に延長してもらえないかと提案する。
4. Consequences (結果)
もし締め切りの延長が可能であれば、喜んで課題を引き受け、全力を尽くすという結果を伝える。

これに対して相手がYESというかNOというかは分かりません。でも、例えNOだったとしても、自分の睡眠時間を犠牲にしてまで相手の要求に応える、あるいは代案を出さずに相手の要求を却下して終わり、という両極端の選択肢よりは上の例のように自分のできることとできないことを伝えてみて相手に選択肢を与えるのが良いのではないかと思います。

4つのステップをDESCという頭文字で覚えておけば、苦手な相手とのコミュニケーションや気まずい会話を課題と捉えて乗り切る手助けになります。誰かの要求を断る時によく困ってしまう方や誰かにお願い事をする際にコミュニケーションが上手に取れないという方は、ぜひこの DESC法 を試してみてください。

以前の私は誰かに何かを頼まれると嫌でも断れなくて引き受けてしまう、ということが多かったのですが、そうしたノンアサーティブなコミュニケーションの結果、ストレスが溜まり、頼みごとをしてきた相手にもネガティブな感情を抱いてしまっていました。ですが、自分がどうしたいかという気持ちや健康を保つための睡眠時間をもっと大切にするためにDESC法を使うようになってから、相手の要求に応えられる自信がない時はきちんとそれを伝えることができるようになりました。そして「相手のためにこうしなきゃいけない」、「自分がこう言ったら相手はこう思う」などという考えの多くは実は自分の思い込みであったことに気づきました。

中にはDESC法を使っても、アグレッシブな態度を貫く相手もいるので、DESC法を使ったからと言って、全てのコミュニケーションが思い通りに進むという訳ではありません。でも自分がアサーティブな態度を取ることによって相手もアサーティブな態度になり、良好な関係が築けるようになるという望ましい結果を得られることもあるので、私はDESC法が気に入っています。

わざわざ言葉で言わなくても相手はきっと自分の気持ちを分かっている、私たちはそう思いがちですが、人間同士のコミュニケーションにおいて、思いを言葉できちんと伝えなければお互いに分からないことも沢山あるのではないかと思います。

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Filed Under: 未分類 Tagged With: コミュニケーション

菅沼ケイ

イギリス育ちのフリーランス日英翻訳者。オックスフォード大学実験心理学部卒業。 »プロフィール詳細

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