何かの課題を達成するためには、それを可能だと自分自身が信じることが重要です。これを心理学ではセルフ・エフィカシーまたは自己効力感と呼びます。
セルフ・エフィカシーを高める方法はいくつかありますが、その一つとして、「言語的説得」が挙げられます。
言語的説得とは、サポーティブな言葉をかけられることで、セルフ・エフィカシーが高まる効果のことを意味します。
人は言葉の力によって、自分がある課題を達成するキャパを持っていると説得させられることがある、ということです。
サポーティブな言葉をかけるのは、第三者でも自分自身でも良いのですが、私の経験からして、両方が行われている状態が一番理想的だと思います。
これから達成したい課題がある方は、
①自分自身がその課題を達成できることを前提にしたサポーティブな言葉を紙に書いて貼っておき、定期的に声に出して読み上げる
②誰か一人でも良いので、友達でも、家族でも、先生でも、同僚でも、上司でも、自分が達成しようとしている課題を可能だと信じてくれて、どんな時でもサポーティブな言葉をかけてくれる人を見つける
ことをおすすめします。
ちなみに言葉に出さずにそばで見守ってくれる人や応援してくれる人のことを過小評価している訳ではなくて、あくまでも言語的説得の効果を得るためには、課題をこなす能力が自分にあることを言葉で表現してくれる人が一人でもまわりにいるといい、ということです。
まとめ
どんな目標達成においても自分自身がそれを可能だと信じる力(セルフ・エフィカシー)はとても大切です。そもそもの目標があまりにも非現実的だったりモラルに反していたりする場合はおすすめできませんが、適切な目標設定が行われている場合、自分にはその課題を達成するキャパがあるということを説得させてくれるようなサポーティブな言葉をかけてくれる人を見つける・自分自身にそういった言葉をかけることで、その課題に対するセルフ・エフィカシーを高める効果が期待できます。