こんにちは、ケイです。
must は、皆さんもご存知のとおり、「何かをしなければいけない」という時や「何かをしてはいけない」という時に使いますが、それ以外にも何かが確実であるという意見を示す時に、「〜に違いない」という意味で must を使います。今日はその「〜に違いない」という意味の must の使い方を解説し、反対の意味を表す「〜なはずがない」の表現の仕方も紹介します。
must 〜に違いない
自分が確実だと思っている出来事や状況を表したい場合、It is certain that 〜(〜なのは確実だ)、〜 is definitely 〜(〜は絶対〜だ)などの言い方がありますが、mustを使うことによって、「〜に違いない」と思っていることを簡潔に短い文で表すことができます。
Have you seen John?
John 見なかった?
No… he must be in a meeting.
見てない…彼は会議中に違いない
この例では、He is in a meeting. と言うと、絶対に彼が会議中だと断言することになるので、会議中の可能性が極めて高く、きっとそうに違いない、と言いたい時にmust を使います。He is probably in a meeting. と言うと、「彼は多分会議中だよ」というように確実性が低くなります。
The kids are very quiet today.
今日は子供達が静かです
They must be tired.
みんな疲れてるに違いない
この例でも、They are tired. と言うと、子供達は疲れてる、と断言する形になってしまうので、must を使うことによって、子供達は疲れているはず、と思っていることを表すことができます。
相手の感情や状態に関する発言をする場合は、日本語で言う「きっと〜でしょう」というニュアンスになります。
I haven’t eaten anything since breakfast.
朝食から何も食べてないんだ
Oh, you must be hungry.
えっ、お腹空いてるでしょう
このように must を使うことによって、「きっとお腹が空いているでしょうね」と相手のことを心配している様子を表すことができます。
感情を表す形容詞を使うと、相手に感情移入して、相手の感じている気持ちに寄り添っている様子を表すことができます。
I got my visa approved to live in Japan!
日本に住むためのビザがおりたんだ!
That’s great! You must be very happy.
よかったね!とても嬉しいでしょう
must have 〜だったに違いない
過去の話をする場合、must have と過去分詞を合わせることで、「〜だったに違いない」や「きっと〜だったでしょう」という意味を表すことができます。
My neighbour had a party until 2am this morning.
近所の人が午前2時までパーティをしていたんだ
That must have been annoying.
それはうっとうしかったでしょうね
I can’t find my phone.
携帯が見つからない
You must have left it in the car.
車に置いてきちゃったに違いない
I’ve been charged twice for this lamp.
このランプ、2回も請求されてるの
Oh no! They must have made a mistake.
えー!お店の人たちが間違えたに違いない
can’t 〜なはずがない
must の反対、自分がありえないと思っている出来事や状況について話す場合は、can’t を使って、「〜なはずがない」という意味を表します。
I heard a rumour that the CEO is leaving.
CEOが会社をやめるっていう噂を聞いた
It can’t be true.
本当なはずがない
can’t have / couldn’t have 〜だったはずがない
過去の話をする場合は、can’t have もしくは couldn’t have と過去分詞を合わせて、「〜だったはずがない・〜したはずがない」という意味を表すことができます。
I think I saw Sarah today.
今日 Sarah を見たと思うの
You can’t have seen her. She’s in Spain.
(You couldn’t have seen her. She’s in Spain.)
彼女を見たはずがないよ。彼女はスペインにいるんだ。
まとめ
英語では、must を使って「〜に違いない」、 過去の話については must have を使って「〜だったに違いない」という意味を表すことができます。ネイティブの人との日常会話では、こういった must の使い方がよく出てきます。「〜なはずがない」は、can’t を使って表し、「〜だったはずがない」は、can’t have もしくは couldn’t have を使って表します。