こんにちは、ケイです。
「could」は、過去の能力を表す時、不確かな可能性を表す時、控えめに提案をする時、許可を求める時、お願いをする時など様々な状況で使いますが、今日の投稿では「could have+過去分詞」の2つの代表的な使い方をご紹介します。
今回の内容は、couldの基本的な使い方をすでに知っている中級〜上級レベルの方に向いています。
(couldの使い方については、こちらの動画をご覧ください。)
could have + 過去分詞
まずcould haveは日常会話ではcould’veのように短縮することが多く、動詞の過去分詞を加えた形で使います。
could’veは、過去に可能だった行動の選択肢を表す時、もしくは過去を推測する時によく使います。
could’veの使い方1: 可能だった行動の選択肢
まずcould’veの一つ目の使い方は、過去に可能だったけど行なわれなかった行動を表す時です。
例えば、I could’veは以下の例のように単純に自分が取らなかった行動の選択肢を表す時に使えます。
I could’ve gone by bus, but I went by train.
バスで行くこともできたけど、電車で行きました
日本語で言う「〜できたのに」と似たようなニュアンスで、自分が行わなかった行動に対する後悔を表す時にもよく使います。
I could’ve tried harder.
もっと頑張れたのに
You could’veは誰かに対して「〜すればよかったのに」や「〜することもできたのに」と指摘したい時などに使うことができます。
You could’ve told me earlier.
もっと早く教えてくれればよかったのに
You could’ve asked me for help!
私に手伝ってと言ってくれればよかったのに!
このようにcould’ve は可能だったけど行なわれなかった行動を表す際によく使用されます。
could’veの使い方2:過去を推測する
could’veの2つ目の使い方は、「〜だったかもしれない」のように過去に起きたことを推測する時です。この用法は、might haveやmay haveに似ています。
例えば、以下の例のように誰かの状況を推測するときにcould’veをよく使います。
She could’ve got lost.
彼女は道に迷ってしまったのかもしれない
You could’ve misheard him.
(あなたは)もしかしたら彼の話を聞き間違えたのかもしれない
He could’ve not received your email.
彼はあなたのメールを受け取ってないのかもしれない
このように過去の状況について推測をする時にcould’veを使うことができます。
couldn’t haveの使い方
could have の否定形は、could not have です。
日常会話では、could not haveをcouldn’t have のように短縮することが多いです。
couldn’t haveは、「〜だった可能性はない」のように過去に不可能だったはずのことを表す時に使います。
I couldn’t have done it without you.
あなたがいなければ、私は(それを)達成できなかった
She couldn’t have forgotten you.
彼女があなたのことを忘れてしまったはずはない
He couldn’t have left already.
彼がもう帰ってしまったはずはない
これらの例のようにcouldn’t haveは「〜だった可能性はない」と断言したい時に使えます。
まとめ
簡単にまとめると、「could have 」の短縮形のcould’veは、過去に可能だったけれど行なわれなかった行動を表す時、または過去に起きたことを推測する時によく使います。否定形の「could not have」の短縮形のcouldn’t haveは、過去に不可能だったはずのことを表したい時に使います。