Exactly! と Absolutely! は、どちらも英会話でよく出てくる相槌で、皆さんもきっと聞いたことがあると思うのですが、これらの言葉は似ているようでニュアンスの違いがあります。今日は、会話の中での相槌として、Exactly と Absolutely がどう違うのかに加え、Not exactly と Absolutely not の違いも紹介します。
Exactly と Absolutely
まず Exactly は、基本的には自分の考えていることを会話の相手が的確に言い当ててくれた時に使います。日本語で言う「そうそう、そのとおり!」とか「そういうこと!」というニュアンスです。
Do you mean we should hold another meeting?
もう一度会議をした方がいいということですか?
Exactly!
そうそう、そのとおり!
Absolutelyという表現も「そのとおり!」という意味で使うのですが、Exactlyのように自分が伝えようとしていたことを言い当てられた時というよりは、単純に相手の発言に対して「全くそのとおりだと思う」、「完全に賛成」という意味で使います。
I think my English will improve as long as I continue studying.
学習を続けさえすれば、私の英語は上達すると思う。
Absolutely!
全くそのとおりだよ!
他にも、Absolutelyは、何かの提案に対して Of course のように「もちろん」と言いたい時にも、よく使います。
Can I ask you a quick question?
ちょっと一つ質問してもいいですか?
Absolutely!
もちろん!
Not exactly と Absolutely not
Exactly と Absolutely の違いを確認したところで、次は not をつけた場合に意味がどう変わるのかを説明します。
notの位置が違うだけではなく、Not exactly と Absolutely not は意味が大きく異なります。
まずNot exactly と言うと、「必ずしもそういう訳ではない」、「そうとも言えない」、「ちょっと違う」という意味になります。自分が考えていることと相手の考えが100%は一致しなかった時に使います。
David and Laura are a perfect match.
David と Laura は本当にお似合いだね。
Not exactly…
いや、そうとも言えない…
一方で、Absolutely not は、「とんでもない」、「絶対に違う」という意味で No をとても強くした表現です。例えば、何かをする許可を求められて「絶対にだめ」と却下したい時や何かを質問された時に「そんなことはない」と完全に否定したい時に使います。
Do you agree with him?
彼の意見に賛成してますか?
Absolutely not!
とんでもない!
Can I borrow your dress?
ドレス借りてもいい?
Absolutely not!
絶対にだめ!
このように、Exactly と Absolutely は似ているようでニュアンスの違いがあり、Not exactly と Absolutely not は意味が大きく異なります。